研究活動の要約
久御山町からの要請で、平成26年度に京都政策研究センターは「ガイドマップの作成」の受託研究を行った。平成27年度は地域貢献型特別研究として取り組むことになった。町に寄附された旧山田家住宅の利活用が町政の課題となる中で、課題解決に向けた示唆を得るため研究を行った。
同研究の2年目となる平成28年度に、旧山田家住宅と巨椋池に焦点化して調査研究を展開した。
<主な活動状況>
H28. 7.13 第1回 打ち合わせ 今後の進め方の確認
H28. 8.10 現地視察(旧山田家住宅)
H28.10.28 第2回 打ち合わせ 東一口のふるさとを学ぶ会意見交換会、改修等の計画確認(30人参加)
H29. 2. 2 第3回 打ち合わせ
(この間、各担当者において分担課題の調査。長岡京市ふるさとガイドの会ヒアリング調査ほか)
H29. 3 調査分析と報告まとめ
10月28日には東一口の「ふるさとを学ぶ会」と意見交換会を行った。地域住民、町社会教育行政担当者と意見・情報交換を行う中で、観光面、アクセス面、財源面等で厳しい条件下にあって、利活用に困難を抱える文化財を、教育や地域づくりの観点からどのように活用できるか、可能性を探った。とりわけ、巨椋池をはじめとする地域の歴史、自然環境、農業・漁業などの産業、育まれてきた生活文化等への理解を深める方策等を中心に検討を進めた。
検討の過程で、ガイドボランティアなどの人的側面、歴史文化散策コース設定や食・食文化への着目などの事業的側面、クラウドファンディングなどの資金的側面、背景となる歴史文化・生活産業の側面からの、多面的情報の必要性が生じた。社会教育の観点とあわせて情報収集を、先進地や類似条件の実践例などを対象に行い、検討を行った。
採択年 | 2016 |
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対象地域 | 久御山町 |
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キィワード | |
ファイル | 旧山田家住宅と巨椋池を中心とする久御山町の地域資源の利活用に資する資料・情報を、社会教育の観点から収集・分析 (PDF, 387 KB) |