研究活動の要約
京都府立大学で育成したヤマノイモ科植物のダイショを「洛いも」というブランド名で、地域特産物化することを目的として、褐変の発生など諸問題を解決するための試験を行うとともに連携包括協定を結ぶ市町村でその普及を図った。精華町および長岡京市の保育所や小学校あるいは市役所に苗を配布して、グリーンカーテンとして栽培し、広く一般へPRした。同時に、洛いもの地域特産物化を図るために、11月に開催されたせいか祭りで販売して、アンケートにより洛いものブランド化へ向けたマーケティング戦略のためのデータを得た。洛いもを材料とする焼酎を引き続き生産した他、新たな試みとして笹屋伊織との連携により「洛いもスイーツ」2種類を学生とともに企画し、販売した。一方、学術的な試験として、切断した担根体の常温下での簡易包装および真空パックによる貯蔵が再切断後の褐変の発生に及ぼす影響を検討した。また、いもの収穫後に発生する茎を利用した和紙の簡便な製作方法の確立について検討するとともに、次亜塩素酸ナトリウムの処理時間により異なる品質の和紙の製作を試みた。
採択年 | 2018 |
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対象地域 | 精華町 |
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ファイル | 府立大学で育成した「洛いも」の精華町における特産農産物化に向けた安定生産および総合的な利用技術の開発 (PDF, 385 KB) |