捨てる邪魔モノを立体紙器技術で竹の京都の新名物にアップグレード

研究活動の要約

 創業1688年,京都で様々な竹材を創出されている,竹又・中川竹材店,優雅で趣のある「竹」製品を様々提供されていますが,その製品の陰には,多くの竹廃材が生まれています。この竹廃材,最近では竹に生息する乳酸菌を活かして,粉砕し竹粉として,農業肥料や,発酵関係,また,土壌改良剤にも用いられ,市販されています。ただ,“竹の京都”ではブランド竹が用いられるため,「廃材」として用いるのは惜しい!そこで,この竹粉廃材をアップグレードして,新しい京都の名産に仕上げるトライをしました。ブランド竹を微粉砕して竹粉とし,これらを丹後の手漉き和紙にすき込み,竹和紙として,さらに,昔ながらの活版印刷を利用することで,趣のあるカレンダーを創出してみました。

採択年2020
対象地域綾部市
種類
キィワード
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